機械式腕時計の歴史

機械式腕時計とは、ムーヴメントといういわば時計の心臓部が、ゼンマイ、輪列、調速機、脱進機、さらにはローターを含む自動巻き機構から構成されている腕時計のことです。
このタイプの時計は、13世紀の協会の塔に作られた錘(おもり)時計が始まりだと言われています。
錘が下がる力を利用して時計を動かすもので、錘の下がる速度を制御し、一定の速度で時計を動かす装置として初めて脱進機が使用されました。

その後も時計は様々な発展を遂げましたが、天才時計師と言われたアブラアン・ルイ・ブレゲ(1747年〜1823年)の登場によって時計の技術は大幅に前進しました。ブレゲが発明した数多くの機構は、時計の歴史を2世紀早めたとまで言われています。
なんと現在の機械式時計に使用されている機構の4分の3は、彼の発明や改良によるものとされています。
さらに20世紀初頭になると、飛行機の登場に伴って従来の懐中時計から腕時計へと人気が移っていきました。

パイロットたちが懐中時計にベルトをつけて腕や足に固定したことが誕生のきっかけだといいます。
その後の第一次、第二次世界大戦を通して腕時計には精度の他に耐久性や防水性が求められるようになりました。
1960年代になると、それまでの機械式時計に変わってより精度の高いクォーツ式時計が主流になって行きました。
クォーツ式はステップモーターと水晶振動子を利用した高精度のムーヴメントで、1969年にセイコーが世界で最初に商品化しました。現在は世界の腕時計の97%以上がクォーツ式です。

腕時計の広まり日本の腕時計ブランド